2018年耐久レースレギュレーション

1/4
  2018年度JCJジムニー耐久レース レギュレーション
2018年8月6日

1.レースの概要
 1)目的
(1)ジムニーを至愛し、その素晴らしさを共有する仲間に伝えることを目的とする。
(2)ジムニーを通じて四輪駆動車の発展振興と次世代の自動車ユーザーへの安全運転及び
技術向上等の啓蒙活動を行い、自動車社会の発展に貢献する。
 2)大会名称
   JCJジムニー耐久レース
3)主催者 および 運営組織
(1)日本ジムニークラブ 本部(在 浜松市)と本部以東の各支部が主催する。
競技は、日本ジムニークラブの中から選出された競技運営委員長と競技運営委員で
組織される、競技運営委員会により運営される。
(2)エントリー申込先
   ◆申込書と参加費を現金書留で下記宛送付すること。
 〒999-1353 山形県西置賜郡小国町大字兵庫館3-5-20
  (株)ケイプロダクツ内 JCJ東日本支部事務局 宛
(問合せTEL 0238-62-4901)
4)開催場所
   長野県大町市大町8293-1  信州大町チャレンジフィールド
5)参加者(※)の承認事項
   ※参加者とは競技者、観客、オフィシャル等この競技に関わるすべての人を指す。
  (1)会場周辺への配慮
    ①会場周辺の交通状況、住民に配慮し、交通ルール・マナーを厳守する。
     当然ながら、飲酒運転は絶対にしない。
    ②早朝、深夜の移動の際には騒音に対し特に配慮する。
    ③会場内での移動は砂埃、飛び石等を発生させないよう徐行する。
    ④直火は禁止。火を使う場合はコンロまたはそれに準じる器具を使用する。
    ⑤ゴミは参加者が地元まで持ち帰る。
    ⑥乗り物の不要な運転禁止。(ATV、オートバイ等も含む)
  (2)損害の補償
    参加車両や備品の破損・盗難・紛失、また会場施設や器具を破損した場合の補償は、
    いかなる理由においても、主催者はその責務を負わない。

2.競技の概要
1)日程
(1)ジムニー耐久レースはスズキ製の四輪駆動自動車による耐久レースである。
   開催日: 9月23日(日) 7:00~受付  9:00(頃)スタート 
(2)エントリー受付期間は8月8日(水)~9月5日(水)とし、詳細はJCJ公式ホームページ、
   及び媒体(SUPER SUZY等)にて発表する。
   エントリー受付台数は先着20台とし、不備のない参加申込書、及びエントリーフィ12,000円を
   同封した現金書留の到着を以って受付完了とする。
   なお申込後のキャンセル等の場合、その理由に関わらず受領した参加費は返却しない。

2/4
(3)エントリー1名につき1名のオフィシャル(競技前日の準備、又は当日の競技運営)を出すこと。
   なお競技前日にドライバー本人が前日準備に携わることも可能。
2)ドライバー
(1)会員継続手続きをしたJCJ会員かつ支部会員のみが出走できる。ただし、競技運営委員長が
    JCJ本部内で協議の上、特別に認めた者(原則として個人会員に限る)の出走を認める。
(2)ドライバーの登録は3名までとする。(2nd/3rdドライバーは参加申込書のドライバー欄のみ記入)
(3)ドライバーの交代はピットエリア内のみとする。
3)クラス分け
  N1クラス  2ストジムニー全車
  N2クラス  排気量1000cc未満の4ストノーマルエンジン車両
   X クラス  排気量1000cc以上、及び改造エンジン車両
4)車検
(1)受付後に車検を実施する。参加車両とドライバーは、主催者が指定する車検受付時間内に必ず
ヘルメット・グローブ等を準備してピットエリアで待機すること。本人の都合により車検を受け
られなかったエントラントは原則失格とする。
5)スタート順 及び慣熟走行/スタート
(1)予選は行わない。スタート順は、Xクラス、N2クラス、N1クラスの順とし、クラス内の
   順番はエントリー受付の完了順とする。
(2)開会式、ドラミ終了後、先導車に続いて2周の慣熟走行を行う。慣熟走行は上記(1)の
   順番にて行い、2周走行後にスタッフの指示により整列、完了次第スタートする。
6)競技
(1)本戦の競技時間はスタートから3時間経過後、ゴールラインを通過するまでである。
   ただし雨天による路面状況などにより2時間に短縮する場合がある。
(2)赤旗によるレース中断中の時間も競技時間に含める。
7)ピット
(1)ピットにはチーム毎に1本以上の有効な消火器を配置すること。
(2)ピットレーンでは速やかに減速し、ピットエリア内は時速20km/h以下で走行すること。
(3)ピット作業員は競技車両1台につき2名までとし、当日受付時に氏名を申告すること。
(4)給油を行う場合は、消防法適合の携行缶を使用すること。
(5)ピットエリアには競技車両のみ駐車できる。
(6)ピットエリアからコースへの進入は、オフィシャルの指示に従うこと。

3.競技規則 
1)スタート及び賞典順位の決定
(1)スタート地点整列後、競技運営委員長の合図によりスタートを行う。
(2)先導車による先導中は、追い越しを禁止する。ただし故障などで隊列から離れた車両に対する
   追い越しを除く。違反車はレース周回数より1周減算する。
(3)スタート後3時間経過後(場合により2時間)に先頭車両がゴールラインを通過するまでの
   周回数カウントにおいて、完走し且つ周回数が多いもの、同一周回の場合は先にゴールした
   ものを上位とする。ただし、完走とは、チェッカーフラッグを受けた車両に限るものとする。
2)オフィシャル(競技運営委員)の指示について
(1)受付から競技終了までの全ての運営について、ドライバーをはじめとする競技参加者は
   オフィシャルの指示に従わなければならない。
(2)レスキューはオフィシャルによってのみ行われ、ドライバーはオフィシャルの指示に従わな
   ければならない。
3/4
(3)自力走行不可能とドライバーが判断したときは速やかに両腕でクロス(バッテンマーク)を
   作り、リタイヤの意志を伝える。この場合もオフィシャルの指示があるまで車輌から降りては
   ならない。ただし火災等の緊急時は除く。
(4)転倒車が発生した場合は、オフィシャルの判断によりレースを中断する場合がある。
   その場合は赤旗中断とし、該当車両をコース外に排出、整列後に再スタートする。
3)出場不可、ピットイン、リタイヤ、失格
(1)競技中にピットエリア以外でドライバーが車両から降りた場合、失格とする。
(2)転倒、スタック、故障等で停止した場合、自力回復以外は原則としてリタイヤとなる。
(3)周回カウント不能、及びゼッケンが識別できない場合(※1)や、車輌の重大なトラブル等、
  オフィシャルがピットインを命じた時は ドライバーはただちにピットインしなければならない。
   ピットで修理を実施しても、オフィシャルが車輌の状態を再出走不可と判断した場合は
   リタイヤとする。
   (※1) トランスポンダー発信機の脱落、故障により周回カウントが出来なくなった場合、
        及びゼッケンが識別不可となった場合
(4)レース参加車輌はオフィシャルが示す旗の指示に従わなければならない。指示に従わない場合は
   オフィシャルの判断によりそれを失格にできる。 
4)オフィシャルが示す旗の意味
(1)黄 揺動 :前方に危険あり。速度を落す。追い越しは禁止。
     掲示 :掲示箇所より先は追い越し禁止区間。
(2)赤 揺動 :レースの中断。競技車はただちに徐行、追い越し禁止にてスタート地点に戻る。
     下す :赤旗の解除。レースの再開。
(3)青 掲示 :後方より速い車が接近していることの通知
     揺動 :後方の明らかに速い車に走行ラインを譲って、先行させること。
(4)黒 掲示 :ピットイン(ゼッケン番号のサインボードと併用)
5)ペナルティ 
(1)黄旗区間での追い越しは1周の減算とする。
(2)赤旗無視による追越禁止違反は1周の減算とする。
(3)ピットレーンの速度超過違反(20km/h)は2周の減算とする。
(4)故意による接触、追突は3周の減算とする。
(5)黒旗無視については1周の減算とする。
6)抗議
(1)本戦における全ての抗議は、これを受け付けない。
7)レースの再開
(1)赤旗解除によるレース再開は、全員がスタート地点に整列、コース内安全確認終了後に
   5カウントにより赤旗が下されて再スタートする。

4.安全装備:  全クラス共通
1)ドライバー
(1)ヘルメットはJIS、SNELL、自動二輪用のSG規格以上(半キャップタイプは不可)。
(2)長袖長ズボン、手首まで固定されるグローブを着用すること(軍手やビニール製は不可)。
2)内装
(1)純正以上のロールバー
(2)4点以上の競技用シートベルト(純正3点は不可)。取り付けは、純正のシートベルトアン
   カーの使用を可とするが、新設する場合にはフロアパネルに20c㎡以上の面積を有する板厚
   3mm以上の当て板を使用して取り付けることを義務付ける。
4/4
(3)シートの交換は可とするが、車体への取り付けは溶接されているナット又はボルトに取り付
   けること。
3)外装
(1)室内外に最低一つ以上の後方確認用のミラーを取り付けること。
(2)四輪に有効な泥除け(=マッドフラップ)の取付を推奨する。
(3)テールランプ、ウインカー及びバックランプは正常に点灯作動すること。ガラス製のランプ類
   にはテープを貼り、飛散防止の事。ただし、衝突において破損の心配が無い構造の場合は飛散
   防止措置を取らなくても可とする。
(4)バックフォグ等の常時点灯できる後部ランプの取付を強く推奨する。
(5)車両前後にバンパーを取り付けること。
(6)車両の前後に牽引に十分耐えうる強度を有するクローズドタイプフックを備えること。
  ※JB系の純正フックは船積み用の荷縛りフックで強度不足のため牽引フックとは認めない。
(7)ブレーキフルード及びパワステフルードのリザーバータンクキャップにはテーピング等の有効
   な固定をすること。
(8)バッテリーの確実な固定と、+端子および配線の有効な絶縁を行うこと。

5.車両規則 
◆全クラス
(1)側突時に有効なドアを装着の事。SJ10、SJ20はメタルドアとし、1型については
   幌ドア+純正以上のドアバーを装着すること。SJ30Fはハーフメタルドア以上の側突
   ガードを装着する事。
  ※有効とは:走行中及び転倒時にドライバーの手や体が車外に出るのを防ぐことができる構造、
   強度を有していること。
(2)すべての車両の運転席側にはモータースポーツ用のウインドネットを正しく装着すること。
(3)ドアヒンジの改造(クイックヒンジ等)は不可。
(4)フロントウインドウフレームの取り外しは不可。
(5)上記に記載されている以外の箇所においても、車検時に不適切と判断した場合は改善を求めます。
◆N1、N2クラス
1)エンジン
(1)エンジン本体の改造は不可。他機種エンジンへの載せ替えも不可。
(2)ターボ系の改造(VVC取付、他機種ターボへの変更)は不可。
(3)ECUの変更及び改造、エンジン系の追加コントローラー等は不可。
2)その他
(1)合法的改造車であっても、サスペンション構造等の大幅な変更がある場合は改造
   クラスとする。
◆Xクラス
1)エンジン
(1)スズキ製エンジンであること。
2)外装
(1)ボディは乗員の十分なガード強度を備えること。
(2)車内に鋭利な突起等がある場合はプロテクタ等で乗員を保護すること。

以上

2018耐久レース申込書はこちら(PDFファイル)